第8章 配列
配列
Pythonにおける配列には「リスト(List)」、「タプル(Tuple)」、「辞書(Dictionary)」があります。これらはデータをグループ化し、効率的に操作するためのツールとして使用されます。それぞれの特性と使用例を以下に示します。
リスト(List)
リストは複数の要素を順序付けして格納できるデータ構造です。リストは可変的(mutable)であるため、一度作成した後でも要素の追加、削除、変更が可能です。
タプル(Tuple)
タプルはリストと似ていますが、要素の変更が不可能な(immutableな)データ構造です。要素の追加や削除、変更が不要な場合や、データの保護が必要な場合に使用されます。
辞書(Dictionary)
辞書はキーと値のペアを格納するデータ構造で、キーを使って値にアクセスすることができます。順序は保証されませんが、データの検索が高速であることが特徴です。
練習問題1.
以下のリストが与えられます。
このリストの要素全てを2倍にした新しいリストを作成してください。
練習問題2.
以下のリストが与えられます。
このリストの各タプルから、名前をキー、年齢を値とする辞書を作成してください。
練習問題3.
以下の辞書が与えられます。
この辞書の各キーと値を用いて、「appleは100円です」という形式で出力してください。